threadressを知ってるか。


突然ですが、
私、お金がないんですよね。


でも、
それなりの服は着ていたいって思うのが人情。


私はTシャツが好きなんですが、
今までは某UNIQLOとか
graniphとかにしか頼れなかったんですが、
それらに代わる
いいアパレル見つけちゃいましたよ。


その名は「threadress」。
アメリカの陽気なお兄さんお姉さんたちが経営している
Tシャツショップです。
(URL→http://www.threadless.com/


ちょっとストリートっぽいテイストなものを中心に
可愛らしいキャラクター的なものとか
繊細な心情風景を写したようなものとか
とにかくプリント・パターンのバリエーションが豊富。


そして、
なによりも
1枚20ドル(1ドル80円換算でも、1,600円)という低価格なのが魅力なんです。



こういう海外との通販は
やったことなかったんですが、
円高ドル安なこの機会に、思い切って注文してみました。


で、本日、
乱暴に郵便受けに詰め込まれて降りましたので
その品々を披露してみたいと思います。




こんな袋に入って届きます。



今回購入したのは3着。ステッカー付き。




ドクロ柄。Mサイズ。ゆったりめですねー。



エッシャー的な構造の音符柄。これもMサイズ。プリントを見せようと必死(だけど良く見えてない…)。



ドミノ柄。Mサイズ。今気づいたけど、鏡が汚れてますがな。



私は身長170cm程度、胸周りなども普通くらいの
中肉中背な体型なのですが、
Mサイズでゆったり着られるくらいのサイズ感でした。


今回は、送料格安キャンペーンだったらしく、
Tシャツ3着で40ドル、
送料9ドル、
トータル49ドル(2011年8月で3900円くらい)でした。
(単価にしてもUNIQLOのUTより安くあがった計算になりますね…)


注文してから到着するまでは
だいたい3週間前後らしいんですが、
私は8月2日に注文して
19日に到着してたので
ちょっと早く届いたみたいです。


たまーに全品10ドルSALEとかやるみたいなので、
気になった方はツイッターアカウント(@threadless )をフォローしてみてはいかがでしょうか。


また、
threadressでは
デザインも公募しているみたいで、
人気投票を経て、商品化が決まると
デザイナーに2000ドルほどの報酬が出るみたいですよー。


ファッションとして楽しむにも、
自分のデザイン力を試すにも、
もってこいのthreadress。


ぜひ試してみてくださいー。

『ミックマック』


監督/脚本/プロデューサー:ジャン=ピエール・ジュネ
美術:アリーヌ・ボネット
出演:ダニー・ブーン、ドミニク・ピノン、ジャン=ピエール・マリエル 他
2009年 フランス 105分


【あらすじ】
地雷で父親を亡くした孤独なバジル(ダニー・ブーン)は、不運にも街頭で起きた銃撃戦の流れ弾を頭に受けてしまう。幸いにも一命は取り留めたものの、仕事も住む所も無くしてしまった。大道芸で稼ぎながらなんとか食べ繋いでいたバジルの前に風変わりな男プラカール(ジャン=ピエール・マリエル)が現れる。昔、ギロチン刑で死に損ったプラカールはバジルに同情し、彼を「家族」として迎えることにする。いかなるものも即座に数値化できる計算機女、ギネス記録をもつ大砲人間、身体を折り畳んで冷蔵庫に入る事もできる軟体女…などなど、個性的な「家族」の面々との生活が始まった。ある日、バジルはひょんな事から父親を殺した地雷を作った会社と、自分の頭の中に残る銃弾を作った会社を見つけ、「家族」たちとともに復讐する事を企てる…。



【感想】
アメリ』のジャン=ピエール・ジュネ監督の最新作ということで
結構期待していたんですが…。
そんなにグッときませんでした。


監督の作品ではお馴染みの遊び心やブラック・ユーモア
小汚くも可愛らしい何とも言えない雰囲気などは随所に登場。
そのパーツごとに楽しむことはできるけど、
全部ばらっばらな印象でした。


アメリ』では
はっきりと時代背景が分からない設定の中で
「変な人同士の運命的な出逢い」っていう物語だったからこそ
監督のテイストが生きたんだとおもうんですよ。
(『デリカテッセン』もしかり、ですよね。)


でも、今回の『ミックマック』は
現代のパリで「反戦」「兵器製造反対」っていうテーマ。
ブラック・ユーモアのエッジは鋭くなるかもしれないけど、
アメリ』や『デリカテッセン』で通用した遊び心が
本作では「そんなうまく行くワケねえだろっ!」というふうに
ツッコミたくなるようなボケになってしまっているように感じましたよ。


舞台のほとんどが汚くて臭そうな秘密基地が中心だから、
アメリ』大好きなおシャレ女子とかにもウケが悪そうだしなあ。


監督作品ではお馴染みの俳優である
ドミニク・ピノン(ピニョン?)の出番も少なかったですしね…。


全体的に中途半端、ぼんやり大味な作品でした。
残念!



ミックマック スペシャル・エディション [DVD]

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アメリ [Blu-ray]

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『レイキャヴィク・ホエール・ウォッチング・マサカー』


監督:ジュリアス・ケンプ
脚本:シオン・シガードソン
プロデューサー:イングヴァール・ソルダソン、ジュリアス・ケンプ
音楽:ヒルマー・ウーン・ヒルマソン
出演:ピーラ・ヴィターラ、裕木奈江、テレンス・アンダーソン、ミランダ・ヘネシー、ガンナー・ハンセン 他
2009年 アイスランド


【あらすじ】
さまざまな国からホエール・ウォッチングを楽しむ為に、アイスランドレイキャヴィクに来た観光客たち。船に乗り込み、鯨が居そうな場所にで向かうも、とんでもないトラブルが発生。通りかかった船に助けられるが、その乗組員は反捕鯨の潮流で職を失い、観光客達を逆恨みし、見境無く虐殺しまくる一家だった…!



【感想】
タイトルの最後の1語「マサカー=massacre」とは、英語で大虐殺の意味。
この作品を一言であらわすなら、ズバリ「笑えるスプラッタ・ホラー」。


捕鯨を生業としていた家族 vs ホエール・ウォッチングをしにきた観光客たち、
という構図があるので
「なにか社会的なメッセージがあるんじゃないか?」
と思われるかもしれないですが、
個人的には、そこはあんまり重要じゃないのでは?と思ってます。


…といってもネタばれしたらアレなんで、あんまり語れないですが…。
xxxのxxxxが、最後にxxxxるけど、
xxxxのxxxは途中で殺されたりするし、
捕鯨について批判しているわけではないと思うんですよね。


それよりも、
捕鯨する人も、反対の人も、
お国柄が違おうが、いろんな嗜好性が違おうが、
人間誰しもダークサイドを持っているよね。
ということは言っているようには感じました。


俺的にオススメな楽しみ方としては、
1. 大胆すぎるスプラッタ・シーンを楽しむ
2. 理不尽な殺され方を楽しむ
3. 随所に織り込まれたギャグ(?)を楽しむ
でしょう。


そして、なんといっても裕木奈江を初めとする
各キャストのキャラ立ち具合でしょうねー。
裕木奈江の次にオススメなキャラは、日本人夫婦の旦那の方!)


テンポ、間合い、上映時間もちょうどいい本作。
以上を頭カラッポにして楽しむことをオススメします。


『ゾンビ・ストリッパー』や『スペル』、『ゾンビランド』あたりの作品を楽しめる人には
たまらない作品だと思いますよ。




【初日舞台挨拶】
6/4に封切られた本作ですが、
私、張り切ってその1回目の上映に行って参りました。


なんと、裕木奈江さん、監督のジュリアス・ケンプさん、プロデューサーの1人であるイングヴァール・ソルダソンさんが登壇。
いろいろ語っておりました。
裕木奈江さんは、監督にめっきり気に入られていて、
次回作にも出演してほしいと思っているとか…。


それにしても、生裕木奈江さんは
お美しく、かつ親しみ易い口調が好印象でした。
今後もジャンルに拘らずに劇場作品に出演されるとお話されてましたが、
再度"massacre"で活躍する彼女も観たいですね。




舞台挨拶時に一般客の撮影も許されていたみたい(みんながみんな、あたりまえのように撮影していて、かつ注意なしだった)なので撮っちゃいました。
裕木奈江さんと、イングヴァール・ソルダソンさん(銀行強盗経験あり)。



監督のジュリアス・ケンプさん。



裕木奈江さんサイン入りパンフ。「100部限定」と言われると買ってしまうのが性。




【『レイキャヴィク・ホエール・ウォッチング・マサカー』公式サイト】http://www.uplink.co.jp/rwwm/news.php

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観ていない人、これは本当に観た方がいいよ。2009年のベスト10に入る傑作!



スペル コレクターズ・エディション [DVD]

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観ていない人、これも本当に観た方がいいよ。2010年のベスト10に入る傑作!



ゾンビランド [DVD]

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レイキャヴィク〜』や上記2作に比べたら、パンチが弱く感じられちゃいます。が、おもろいですよ。

「OMOTESANDO KOFFEE」に行ってきました。

表参道から筋道を入った所に
古い一戸建てを改築して営業している
エスプレッソ・カフェがある。


…という記事をニュースサイトで読んでから、
ずっと気になってた。


お洒落スポット、表参道は苦手だけども、
なんだか惹かれるカフェ情報。
勇気を振り絞って向かってみました。


まい泉の辺りだったなー」と
ウロ覚えな記憶だけをたよりにぶらぶらしながら向かってみたんですが、
次第に漂ってきたコーヒーの薫りと、
エスプレッソ・マシンから使い終わった粉を捨てるために
道具を打ち付ける「ゴンゴンゴンゴンッ!」という音に導かれて
案外あっけなく到着してしまいました。





正方形をしたミニマルな看板が控えめに佇んでいる入り口。



畳敷きの店内に、エスプレッソ・マシンを擁した立方体のブースが置かれてます。



様々なメッセージが記された間接照明。



ちょっとしたギフトに喜ばれそうなセット販売もあり。茶色い立方体は「ベイクド・カスタード」というお菓子。パッケージもミニマルかつ可愛い。



立方体の可愛いお菓子「ベイクド・カスタード」の詰め合わせ(左)、使い終わったコーヒーの粉を固めた灰皿(中央)、オリジナルの豆(右)。



ショップカードならぬ、ショップドリップペーパー。実際に使えるように、口にしても無害なインクを使っている(!)そうです。凄い。


今日は暑かったけど、
やっぱりエスプレッソをホットで飲みたいなあと思いまして、
エスプレッソを2杯使った「カプチーノ・ドッピオ」(\500)と
「ベイクド・カスタード」(\160)を購入。
店先の和風な庭で楽しませて頂きました。


エスプレッソは、深すぎず浅すぎずの標準的な煎り(だと思います)。
スターバックスのローストは深めらしいのですが、
それに比べて、より軽やか、かつ薫りもきっちり残しているというような絶妙な塩梅。
ミルクのホイップもふわっふわな極上のカプチーノでした。


ベイクド・カスタードは、立方体で見た目も可愛かったです。
外側はこんがりカリカリ、ビターなお味。
そこをかじると、内側からちょうどいい甘さで半生のカスタードが出現。
これが上記のショップドリップペーパーに包まれて提供されます。
歩きながらでも食べ易そうですね。


店舗自体は広くないのですが、
細部までミニマルな演出がされていて
それはもう「禅」とか「侘び」「寂び」を感じられる様な
落ち着いた雰囲気に包まれてます。


人で溢れている休日の表参道でも
道を一本はいったら、こんなに静かなところがあるんだなーと驚かされました。


人ごみが苦手な方、避難所として覚えておくことをオススメしますよ!





【OMOTESANDO KOFFEE】 http://ooo-koffee.com/menu/
【SHIFT 日本版の紹介記事】http://www.shift.jp.org/ja/archives/2011/04/omotesando_koffee.html

『キッチン・ストーリー』


監督/脚本/制作:ベント・ハマー
出演:ヨアヒム・カルメイヤー、トーマス・ノーシュトローム
2003年 ノルウェースウェーデン


【あらすじ】
舞台は1950年代。キッチンにおける主婦の行動心理学を研究し、一定の成果を上げたスウェーデンの家庭研究所。彼らが次の研究対象としたのは独身男性の行動パターンだった。その調査のため、ノルウェーの田舎町へ送り込まれた調査員のフィルケ(トーマス・ノーシュトローム)は、年老いたイザック(ヨアヒム・カルメイヤー)を担当することに。より正確な調査結果を出すために「調査対象と会話してはならない」というルールが設けられているのだが、ひょんなことからフィルケはイザックと話してしまい、2人は徐々に少しかわった関係を築いていくが…。


【感想】
実在する行動研究学の文献の記述を基にして構想されたというこのお話。
調査員が無言で6週間も台所に居座る、ってだけでも面白い画になるのに、
独身男性、しかもお互いの事を常々バカにしているような
スウェーデンノルウェー、両国の男2人の話なんだから
もう面白くないはずがないですよね。


調査が始まって、2人が話し出すまでの流れは
シチュエーション・コメディのようで、
小劇場の演劇を観ている様な感覚に陥ってました。
大げさな感じではなくて
クスクスと笑わせる感じが良かったな。


少しずつ友情を深めて行く中年男2人の様子は
どこかおかしくもあり、でもジンワリと心にしみいる温かさもあって
お話が終わる頃には
少しかわった2人の友情を羨ましく思ってしまいました。


最近よく、信頼関係を結ぶ事って難しいなあとつくづく思います。
色んな共通項が有っても、相手のちょっとした事が気になって
うまく行かなくなったり、疎遠になったり、
信用できなくなってりする。
忙しない毎日のなかで
焦らずじっくりと関係性を育てて行く、ってことを
なかなかやってないのかもなあと自省したりしました。


ノルウェーの自然や、北欧らしい小物や衣装の感じもいい感じの本作。
かもめ食堂』あたりが好きな人には
オススメですよ。


キッチン・ストーリー [DVD]

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フジテレビ『ザ・ノンフィクション』「アイドルすかんぴん」についての一連のリアクションについて思う事。

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先日、某SNSの日記にひっそりと上げた日記なのですが、
盛り上がり方が半端無くなって来たので、
オープンなコチラのBLOGにもそのまま上げてみます。

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日刊サイゾーの記事
【「裏切られた」「放送しないで」フジ「アイドルすかんぴん」演出に出演者が続々苦言】
http://www.cyzo.com/2011/05/post_7349.html


これ、観ましたよ。
3人の「地下アイドル」を通して
華やかに見える業界の裏側には、泥臭い世界があるんだよ、
という事を言いたかった番組だったと思う。
確か1時間弱の番組だった。


観賞後の感想としては、
きっちりした番組で面白かったな、という程度でした。


が、Twitter上で「出演者が放送内容に不満を漏らしている」というつぶやきが。
彼女らのBLOGを確認したところ、
「1年以上取材されたのに、不本意な部分ばかりが取り上げられていた」
というような旨の記事がアップされていました。


確かに、番組内では
売れなければ「脱がされる」「AVに出ないといけなくなる」世界なんだよ
というような見せ方だったんだけれども、
ソレを乗り越えて、売れる事を信じて彼女達は今日も頑張っているのです、
というような締めだった。


彼女達のBLOG記事に対するコメントも好意的なものが殆どだったし、
番組の企画意図は視聴者にきっちり伝わっていたのではなのかな、と思う。



3人を1年以上に渡って取材して、
それを1時間弱にまとめないといけない。
編集する側からすれば大変な作業です。
断腸の思いで切り落としたシーンも多々あるでしょう。


なのに、このニュース記事はアイドルが不満を言ってましたよ、
という部分しか取り上げておらず、ものすごく偏っているように思えます。


サイゾー公式ページに対するツイートでは
「これだからテレビは信じられない」
というようなつぶやきが多数よせられてましたが、
どうでしょうか。


信じられないのは、テレビだけではないのでは?
一番怖いのは
「○○だから嘘だろう」
「××が言っているから間違いない」という先入観なのでは。