『レイキャヴィク・ホエール・ウォッチング・マサカー』


監督:ジュリアス・ケンプ
脚本:シオン・シガードソン
プロデューサー:イングヴァール・ソルダソン、ジュリアス・ケンプ
音楽:ヒルマー・ウーン・ヒルマソン
出演:ピーラ・ヴィターラ、裕木奈江、テレンス・アンダーソン、ミランダ・ヘネシー、ガンナー・ハンセン 他
2009年 アイスランド


【あらすじ】
さまざまな国からホエール・ウォッチングを楽しむ為に、アイスランドレイキャヴィクに来た観光客たち。船に乗り込み、鯨が居そうな場所にで向かうも、とんでもないトラブルが発生。通りかかった船に助けられるが、その乗組員は反捕鯨の潮流で職を失い、観光客達を逆恨みし、見境無く虐殺しまくる一家だった…!



【感想】
タイトルの最後の1語「マサカー=massacre」とは、英語で大虐殺の意味。
この作品を一言であらわすなら、ズバリ「笑えるスプラッタ・ホラー」。


捕鯨を生業としていた家族 vs ホエール・ウォッチングをしにきた観光客たち、
という構図があるので
「なにか社会的なメッセージがあるんじゃないか?」
と思われるかもしれないですが、
個人的には、そこはあんまり重要じゃないのでは?と思ってます。


…といってもネタばれしたらアレなんで、あんまり語れないですが…。
xxxのxxxxが、最後にxxxxるけど、
xxxxのxxxは途中で殺されたりするし、
捕鯨について批判しているわけではないと思うんですよね。


それよりも、
捕鯨する人も、反対の人も、
お国柄が違おうが、いろんな嗜好性が違おうが、
人間誰しもダークサイドを持っているよね。
ということは言っているようには感じました。


俺的にオススメな楽しみ方としては、
1. 大胆すぎるスプラッタ・シーンを楽しむ
2. 理不尽な殺され方を楽しむ
3. 随所に織り込まれたギャグ(?)を楽しむ
でしょう。


そして、なんといっても裕木奈江を初めとする
各キャストのキャラ立ち具合でしょうねー。
裕木奈江の次にオススメなキャラは、日本人夫婦の旦那の方!)


テンポ、間合い、上映時間もちょうどいい本作。
以上を頭カラッポにして楽しむことをオススメします。


『ゾンビ・ストリッパー』や『スペル』、『ゾンビランド』あたりの作品を楽しめる人には
たまらない作品だと思いますよ。




【初日舞台挨拶】
6/4に封切られた本作ですが、
私、張り切ってその1回目の上映に行って参りました。


なんと、裕木奈江さん、監督のジュリアス・ケンプさん、プロデューサーの1人であるイングヴァール・ソルダソンさんが登壇。
いろいろ語っておりました。
裕木奈江さんは、監督にめっきり気に入られていて、
次回作にも出演してほしいと思っているとか…。


それにしても、生裕木奈江さんは
お美しく、かつ親しみ易い口調が好印象でした。
今後もジャンルに拘らずに劇場作品に出演されるとお話されてましたが、
再度"massacre"で活躍する彼女も観たいですね。




舞台挨拶時に一般客の撮影も許されていたみたい(みんながみんな、あたりまえのように撮影していて、かつ注意なしだった)なので撮っちゃいました。
裕木奈江さんと、イングヴァール・ソルダソンさん(銀行強盗経験あり)。



監督のジュリアス・ケンプさん。



裕木奈江さんサイン入りパンフ。「100部限定」と言われると買ってしまうのが性。




【『レイキャヴィク・ホエール・ウォッチング・マサカー』公式サイト】http://www.uplink.co.jp/rwwm/news.php

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観ていない人、これは本当に観た方がいいよ。2009年のベスト10に入る傑作!



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レイキャヴィク〜』や上記2作に比べたら、パンチが弱く感じられちゃいます。が、おもろいですよ。