『グラン・トリノ』

グラン・トリノ [DVD]
監督・製作:クリント・イーストウッド
出演:クリント・イーストウッド、ビー・パン 他
2008年 アメリ

【あらすじ】
妻に先立たれたウォルト(クリント・イーストウッド)。自分の子供や孫達との交流を嫌い、一人孤独に過ごす毎日だった。そんな中、隣に住むアジア系の少年タオは、ウォルトが丁寧に手入れをしているヴィンテージ・カー"グラン・トリノ"を盗み出すようチンピラ達に脅される。夜中に忍び込んで盗みを実行するもウォルトに見つかり失敗。タオはチンピラ達にヤキを入れられそうになるが、その騒ぎが自分の庭で行われている事に苛立ったウォルトに助けられる。タオは感謝し、ウォルトの身の回りの手伝いをする事になり…。人生を生き抜いてきた老人と、人生に迷う少年の交流を描いた感動作。男として、人間としての生き方がここに。


【感想(ネタバレあり)】
今ひとつ感情移入できなかった。
多分、本作に登場するウォルトくらいの年齢の
雄々しく人生を生き抜いてきた人に一番刺さるテーマなんだろうなと。
モチーフになってる"ヴィンテージ・カー"にも興味がわかないし。


賛否両論らしいラストですが、
俺はウォルトの選択は正しかったと思う。


懺悔に戦争下での殺人が出てこなかったのは、
彼にとって家族の問題の方が重要だったってことなんだろうなと。
で、最後にあの方法で罪を償った、という事なのかな。
倒れた姿勢が十字架にかかっている姿に思えたのは深読みし過ぎ?


公式サイトでPRしている
徳光和夫さんや鳥越俊太郎さんの世代に観てほしい作品です。



【映画日記002】